少子化と高齢化が同時に起こると?

社会の高齢化と少子化は必ずしも同時に起こることではありませんが、福祉が発展している国では少子化対策よりも高齢化対策に予算を割かれることが多いため、高齢化が進むと少子化も進むという傾向があります。

少子化は文字通り出生率が下がり、新しく生まれる子どもの人口が減っている状態のことで、高齢化は人口に占める高齢者世代の割合が多くなっている状態のことです。

死亡して減少する人口数よりも新しく生まれてくる人口数が少なくなれば、当然総人口の数は減ってしまうため、少子化は人口減少の原因となります。

そして、少子化による人口減少に拍車をかけてしまうのが高齢化です。

高齢者世代では出産はできませんし、新しく生まれる子どもの人口が少ないということはその分、出産できる世代の人口も減っていくということになるので、高齢化が続くと少しずつ総人口数が減っていくというわけですね。

人口が減少していくと拡大していた経済が縮小していったり、医療費が増加していったり、現状の公的年金や国民保険などの社会保障制度が維持できなくなる可能性もあります。

社会保障が整わないと子どもを産んで育てる環境が整いにくいこともあり、ますます少子化が進み人口が減少していくことになるんです。

日本においてその弊害が最も大きくなるのはまだ先のことかもしれませんが、実際に弊害が起こるようになってから対策をするのでは、どう考えても遅いですよね。

問題の解決を先送りにすればするほど、若い世代にかかる負担は相当なものになってしまいます。

少子化と高齢化のどちらともを同時に解決していく対策というものは簡単ではないかもしれませんが、今後ますます少子化と高齢化が進んでいく可能性が高いことを考えれば、少しずつでも現在の人口比率や今後の人口推移にあった社会補償制度を作ったり、変えていったりしなければならないでしょう。

「問題が起こるのは先のこと」と考えず、今から対策を考えていかなければいけませんね。